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ファイマテックを知る

Story 【 stɔ́ri | 事業の歩みと進化 】

ファイマテックの事業は、製紙向け炭酸カルシウムスラリーの製造からスタートしました。そこから私たちは、用途の拡大と技術の進化に合わせて、提供価値を段階的に広げてきました。

ここでは、我々の事業展開の歩みを紹介させていただきます。

01製紙向け:粒子設計技術の確立

製紙の塗工用途では、紙のグレードや塗工層によって求められる性能が異なります。そのため、目に見えない粒子のサイズや分布を精密に設計し、安定した品質を実現することが不可欠でした。

私たちは、微粒化(サブミクロン化)や粒度分布制御、そして高速で稼働するマシンで求められる流動性・粗粒の少なさ、更には紙に求められる白さ・不純物低減などの要求に応えながら、粉砕・分散・品質設計の技術を磨き上げました。

製品例
FMTシリーズ、FMT-OP など
製紙向け:粒子設計技術の確立

02非製紙分野へ:乾式化・表面処理へ拡張

製紙以外の分野では、水分散のスラリーが使えないケースが多く、粉体としての設計・供給が求められます。そこで、異なる粉砕方式の検討や、微粒子を凝集させずに乾燥させるプロセスなど、製法そのものを拡張しました。

さらに高機能化の要求に応える中で、プロセス内での表面処理技術も進化。粒子が単なる充填材ではなく、機能材料を支え、樹脂などのマトリックスへ適切に分散させる役割を担うケースも生まれています。

製品例
AFFシリーズ(HS / CB / Z など)
非製紙分野へ:乾式化・表面処理へ拡張

03鉱産物の多様化:課題解決型の素材提案へ

高度化する要求に対し、炭酸カルシウムだけでは形状や成分の制約から解決が難しい課題も増えていきました。

当社は鉱山を保有しないからこそ、原料選定の自由度があります。この強みを活かし、鉱産物に関する知見を深め、形状・成分の異なる鉱産物を組み合わせ、炭酸カルシウムで培った加工技術を応用することで、用途や課題に最適な解決策を提供する方向へ進化しました。

製品例
水酸化マグネシウム、ハロイサイト関連製品 など
鉱産物の多様化:課題解決型の素材提案へ

04鉱産物以外へ:提案領域の拡大と周辺材料の取り扱い

次に私たちは、鉱産物に限らず、他素材に対しても当社の技術や知見が活用できることを見出しました。新たな素材の取り扱いに加え、素材とともに使用される薬品・接着剤などの周辺材料も扱うことで、お客様のプロセスや要求をより深く理解し、提案の幅を広げてきました。

製品例
グラフェン、ラテックス、バイオラテックス など
鉱産物以外へ:提案領域の拡大と周辺材料の取り扱い

05コンパウンドへ: “使いやすさ” まで含めた価値提供

製品の高機能化が進むほど粒子は微細化し、粉体の取り扱い性や樹脂への分散性が課題となる場面が増えました。

「機能はあるはずなのにうまく発現しない」「細かい粉は扱えない」——こういった課題を解決するため、私たちは高機能材料を樹脂とコンパウンドし、マスターバッチ化して提供する取り組みを開始しました。

これにより、お客様は材料をより安定的に扱えるようになり、分散不良による品質ばらつきの低減、物流の効率化など、実装面でのメリットも提供できるようになりました。

事業例
コンパウンド事業
コンパウンドへ: “使いやすさ” まで含めた価値提供

このように当社は、製紙用炭酸カルシウムから事業をスタートし、培ってきた技術と知見を基盤に、事業の領域を着実に拡大・深化させてきました。

今後もお客様の声に真摯に耳を傾け、課題解決にどのように貢献できるかを追求し続けます。そして、その実現に向けて必要となる新たな技術や取り組みに積極的に挑戦し、常に進化し続ける企業でありたいと考えています。